【宇井千穂総院長回答】ボトックス注射のよくある質問|向いている症状・効果の限界・リスクまで徹底解説
美容皮膚科・皮膚科領域で広く行われているボトックス注射(ボツリヌス治療)について、患者様からよくいただくご質問や不安に対し、皮膚科専門医の立場から客観的な事実に基づいてお答えします。
Q1. ボトックス注射はどんなお悩み・症状に向いていますか?
A. 「表情を作ったときにできるシワ」や「過剰な筋肉の張り・汗」
ボトックスは、筋肉の過剰な動きを一時的に和らげる作用があります。以下の症状に対して非常に高い改善・予防効果を発揮します。
- 表情ジワの改善・予防: 眉間の縦ジワ、おでこ(額)の横ジワ、目尻の笑いジワ、あごの梅干しジワなど
- 輪郭・ボディーラインの改善: 咬筋(こうきん)の発達によるエラ張り、肩こり(僧帽筋の緊張)
- 多汗症対策: 脇などの汗の分泌抑制
Q2. ボトックスが「向かないシワ」や「効果が出にくいケース」はありますか?
A. 「無表情でも刻まれている深いシワ」や「
ボトックスはあくまで「筋肉の動き」を抑える治療です。そのため、以下のケースでは他の治療をご提案、または併用をおすすめする場合があります。
- 無表情の時でもくっきりと残る折りたたみジワ: 長年の表情のクセで皮膚自体のコラーゲンが断裂してできたシワです。ボトックスで進行を防ぎつつ、ヒアルロン酸注入や肌育注射(スネコス・プロファイロ等)、ポテンツァやピコフラクショナルなどを組み合わせるのが効果的です。
- 加齢による皮膚のたるみが原因のシワ: 頬や目元の皮膚のたるみによるシワ(深いほうれい線など)にボトックスを打つと、かえって表情が不自然に見えることがあります。この場合は、HIFU(ハイフ)やインモード、ポテンツァなどの引き締め治療が適しています。

Q3. 施術を受けられないケース(禁忌事項)はありますか?
A. 妊娠中・授乳中の方や、
安全性を最優先するため、以下に該当する方は施術をお断りしております。
- 妊娠中・授乳中の方、および近々妊娠を希望されている方(女性は投与後2ヶ月、男性は投与後3ヶ月の避妊が必要です)
- 重症筋無力症などの筋神経接合部疾患をお持ちの方
- 過去にボツリヌス菌製剤で重度のアレルギー反応を起こしたことがある方
Q4. 副作用やダウンタイム、失敗のリスクはありますか?
A. 一時的な内出血や微小な赤みが生じる場合がありますが、数日〜
- 内出血・赤み: 針を刺す際にごく稀に内出血が生じることがありますが、メイクで十分カバーできる程度で、1〜2週間で自然に消退します。
- 表情の違和感・重み: 注入量や部位によって、直後はまぶたの重みや動きづらさを感じることがありますが、薬効の馴染みとともに数日〜1週間程度で落ち着いていきます。
当院では、表情の美しさを損なわない「過不足ない注入量と適切な層へのアプローチ」を徹底し、不自然な仕上がりを防いでいます。
Q5. 効果はいつから出て、どのくらい持続しますか?
A. 注入後3日〜1週間ほどで効果が出始め、持続期間は約3〜
効果を長持ちさせ、将来の刻まれジワを予防するためには、効き目が完全に切れる前の「3〜4ヶ月おき」の定期的なメンテナンスが推奨されます。なお、短期間(3ヶ月未満)に過剰な量を打ち続けると体内に抗体ができ、効きにくくなるリスクがあるため、当院では適切な投与間隔を厳守しております。
Q6. やさしい美容皮膚科・皮フ科でのボトックス治療の特徴は何ですか?
A. 皮膚科医による「オーダーメイドの注入設計」と「痛みに配慮した丁寧な手技」です。
ただシワを消すだけでなく、笑ったときの自然な表情や全体の調和を考慮したバランス設計を行っています。また、痛みを最小限に抑えるため極細針を使用し、一人ひとりの不安に寄り添った治療を提供しています。
